指導方針その一

(1)基礎・基本の徹底指導を行います。

 

武之行は一朝一夕で成し遂げられる程簡単な世界ではありませんし、またその様な物であれば、時間とお金と手間を掛けて迄学ぶに値するものではないと思います。

ちょっとしたコツを知って旦那芸が出来ても、人生において深い意義は無いと思います。

また他者と比較して優劣を付ける事に一喜一憂する世界に身を置き続ける事も閉塞感を抱いたまま生きる事となり、心休まる事の無い人生であると思います。

やはり自己確立(大きな団体に属しているとか、著名な先生に学んでいるとか、インスタントなコツを知識として沢山収集しているとかで無く、まず自分が出来る様になる事)が大切であり、その為には土台や軸と言った基礎の構築と、その用い方としての法則を、段階を踏まえて深化させていく事が重要であると私は考えております。

その為、外形(形を整えて武的な力を発揮する)から初めて、内形(形に意識や感覚等の要素を加えて深化させる)を経て、無形(外形と内形の要素を融合させてどの様な状況に対しても応ずる事が出来る)と言う段階を具体的に歩んで行ける様に、基礎及び基本を重要視しており、その指導を徹底して行きたいと考えております。