指導方針その三

(1)出来得る限り、整合性や合理性を持った説明を行います。

 

武の技術を取り扱う場合、「気」、「発勁」、「合気」と言った要素は避けては通れない物であると思っています。

上記三つの内、「発勁」は比較的理論化されており理解しやすい物だと思いますが、「気」や「合気」は指導する方によりその定義が多様であり、抽象的であるが故に分かり辛い所があると考えております。

和結庵では、主宰である私、吉田真泰の独自の視点からの定義となりますが、客観的に矛盾の無い理論的考察を踏まえて、再現性とある程度の理解と支持(学ぶ側の受容=納得)が得られる様な技術として、体系の中に織り込んでおります。

エビデンスと言う程ではありませんが、学んで「あぁ成程、その様に考えれば理解出来るし、取り組み方の方向性も明確だ!」と思ってくれる程度の説明は出来る様にはしております。

 

最後に私、吉田真泰自身の「気」等に対する考え方を述べさせて頂くと、「気」と言う物は確かに存在しているものだと考えておりますが、徒に追い求める物では無く、丁寧な修行の積み重ねの中で自ずと自覚したり理解出来るものであると思っておりますし、何故その様に言えるのか?についても説明する事は出来ようかと思っております。